皆さんは赤平市をご存知でしょうか
どもどもー!
「炭鉱が好きで移住しちゃった系」フリーデザイナーのカニですv
同じ系統の仲間を募集しているのですがなかなかいません。残念。
今日は赤平の話をします。
しかも、どんな町かは全くもって触れません。
今回はひたすら
「赤平市の位置はどうやったら的確に表現できるか」
を検討してみたいと思います。
事の発端はツイッター
地方居住者アルアルかと思うのですが、「赤平ってどこ?」って話をよくされるのですが、この質問に答えるのって非常に難しいんですよね。何度となくそんなツイートを目撃していたのですが、先日もフォロワーさんが呟いておりました。
北海道をあまり知らない人に赤平の位地を要領良く伝えるのって難しいよな。赤平離れて15年間で一度も芯を食った答え方が出来ていない。「北海道のへそと呼ばれる富良野から西に車で1時間程度」がテンプレかなぁ。
— 🐟fish🐠London🦈 (@0721New) December 26, 2018
そう、マイナーな町すぎて場所の説明すらできないんです。
これは町をPRする上で大問題です。
ちなみに市の公式PR動画ですら「赤平ってどこ?」って言ってます。場所分からなすぎ問題。
ということで私も考えてみました。
赤平の位置をうまく説明する選手権
— vかにv@赤平市のデザイナー (@ka2_design) December 26, 2018
(丸投げしてるじゃん)
方法1.スタンダードに、有名都市からの説明をする
勝手なイメージなのですが、おそらくどんなに地理に疎い方でも北海道の都市を挙げるとしたらおおよそ上の図くらいの位置関係はご存知なのではないでしょうか。
※あくまでイメージです
ということは、赤平を説明しようとしたら
「札幌と旭川の間あたりだよ!」
と言うのがざっくりとした位置を説明できる方法です。
ただ問題は
空知全域w
— アンドレ。 (@DSKbaa) December 26, 2018
そう、ざっくりすぎてほとんど全ての空知の町が含まれるというところです。
まぁそもそも空知の位置もほとんどの人知らないと思いますけど。
ちなみに空知地域創生協議会が作った空知をPRするWEBサイト「そらち・デ・ビュー」でも「札幌と旭川の間」と紹介されています。ですよね。
この方法で行くと砂川も芦別も歌志内もその他もろもろみ~~~~んな同じ説明となります。別にいいんだけど。
しかしせっかくなのでオリジナリティーを追及したいところです。
方法2.近くのちょっと大きい町の名前を出してみる
赤平の説明をする時にこれが一番簡単な方法なのですが
「滝川の隣だよ」
です。
……いや滝川知らないよ(笑)
by札幌に住んでた頃の私
赤平に住んでいると「滝川は(ちょっと大きい)まち」というイメージになります。なんせユニクロもあるしピザ屋もあるしニトリもあるししまむらもあるしすき家もあるし。しかし私の中では滝川の知名度ってほぼ無いんですよね…。
これはきっと育った環境によるとしか言いようがありませんが……なんせカニは小さい頃函館に住んでいたので札幌~函館間の町の名前はよく知っています。通りかかるので。
しかし旭川方面って全く縁が無いもんですから、その辺の町はどんなにちょっと人口があっても名前は聞いたことあってもどこにあるか知らないんです。
でもたぶん、旭川方面に実家があるとかおばあちゃん家があるとかって人は滝川って言ったらわかるのではないでしょうか。
ちなみにカニは岩見沢すら正確な位置を知りませんでした。JR通学をしていたので「岩見沢行き」という表示は度々見ていたのでなんとなく旭川方面だろうと思ってはいたんですけど、思っていたより札幌から近い町だったことに赤平に来てから気が付いて驚きました。笑
…滝川とか岩見沢とかが札幌函館旭川並みに知名度上げてくれたら助かるな!(他力本願)
方法3.富良野の知名度に乗っかる
最近じゃ某ドラマを見ていた世代は上になってきて、若者はリアルタイムで某ドラマを見ていないそうなのですが、富良野と言えば不屈の名作がありますよね。
それに花畑がひたすら広がる姿は誰もが「北海道と言えばこの景色!」と思い浮かべる景色の一つなのではないでしょうか。
そう、そんな知名度抜群の観光地、それが「ふらの」です。
しかし富良野って名前が付くのは富良野市の他に上富良野町もあるし中富良野町もあるし南富良野町もあるし、なんだったらよくあるのが
「富良野のあそこ行こうよー!あの花畑の丘の!」
…ってそれ美瑛だし!!!!
ということで、富良野の位置もきっとなんとな~く
この辺……ってイメージで捉えているのではないでしょうか。
まぁだいたい分かればOKです。
富良野と赤平の間には芦別というまちが挟まっているんですけどそれを無視しちゃえばだいたい富良野の隣ぐらいというわけですね。(車で1時間かかるけど)
ただ気になるのが
「富良野の隣の隣だよ~」って言うとなんとなく赤平にも花畑が広がってそうなイメージになりません?
全然違うんですけど大丈夫かな……。
方法4.富良野への道すがらに乗っかって説明する
この方法は完全に富良野に乗っかるパターンの派生ver.なのですが
「富良野に行く途中だよ」
と説明する方法です。
ただどこから行く途中だよ問題があるんですけどね!
多くの人が北海道に来る時に使うと思われる新千歳空港。そして多くの観光客がまず行くであろう札幌。
そこから富良野に行こうと思った場合、直線距離で行けるとしたら赤平は全く通りません。
だがしかし!
札幌or新千歳と富良野の間にはでかい山があって真っすぐは行けないんですよね。なので南から山を迂回するルートか、北から山を迂回するルートのどちらかになるわけです。
ちなみに南ルートは公共交通機関で行くのは超困難です。車で行く場合は、山道を運転するのが得意な人はいいと思います。私は嫌です。
で、どちらかと言うと北ルートの方が公共交通機関も充実していて、車で行くにも割と平坦な道が続いているので楽ちんなわけです。
JRの場合は札幌→滝川(乗り換え)滝川→富良野と行くわけですが、なんせ赤平は滝川の隣の市です(JRでは滝川から2駅目)。
(ただしJR根室本線は本数がものすごい少ないので注意が必要ですけどね!)
バスの場合は札幌発着の中央バスの「高速ふらの号」に乗っていれば寝てても富良野に着くわけですが、「高速ふらの号」は赤平駅前にもバス停があるので確かに「富良野に行く途中」に当てはまります。
(ま、高速バス途中で降りちゃったらそのあと赤平から富良野にどうやって行けばいいんだかよく分かりませんけどね!)
自家用車やレンタカーの場合も富良野に行く方の多くが滝川ICで高速を降りて富良野に向かいます。
滝川まで来たらこっちのもんです。滝川から富良野に行こうと思ったらどう頑張っても赤平を通るしかありません。
(ただし運転得意な人だったら三笠で降りて峠通って行っちゃうかもしれないので、それなら赤平通らないんですけどね!)
ということでだいたい「富良野に行く途中」には間違いありません。でもこれ
直線距離で富良野に行く途中にあると思われたら違うので、山迂回ルートの説明が必要になるかと思われます。
方法5.車に乗る人的な説明方法
「札幌から旭川方面に車で約100kmくらいの場所にあるよ」
という説明もよく聞きます。公式系のアクセスでもこの表現ってよく使うんですよね。
恐らくこれは車に乗る人だったらすぐ位置と時間を想像することができるのかな~?と思うのですが、私のようにあまり車乗るわけでもない人にとっては
100kmってどの辺だ!?!?となっちゃうんですよね。
ちなみに札幌から逆方向めに100kmほど道を行くとニセコ町につきます。
ちなみに東京駅から車で約100kmってどの辺だろうと思ってgoogle mapしてみると、湯河原ぐらいでした。(それがどんなところなのか私はよく知りませんけど)
ちなみに私の大好きな長崎の市街地から約100kmだとだいたい佐賀駅でした。
ふむふむ……遠いような近いような。
この車に乗る人的説明方法だと
「12号線を旭川方面に行って砂川か滝川辺りからちょっと行ったとこ」
という説明も成り立ちます。きっと12号線ユーザーには「あぁ~!」ってなるに違いありません。
相手に合わせて説明するのが一番(ていうかググれ)
結局私の中で的確に場所を表現するのが難しいという結論なのですが、いずれも「札幌」「旭川」「富良野」を利用して説明する他にないようです。
WEBや書き物で場所の説明をする時は今までの方法を駆使して行きたいと思うのですが、リアルで人と喋っていて聞かれた時はどうでしょうか。
もう相手に合わせて説明するしかないですよね。
ていうかそもそも相手がどんなテンションで「赤平ってどこ?」って言ってるかですよね。
考えられる選択肢としてはまず
「すごく興味を持ってくれいてどの辺にあるのか本当に知りたい場合」
こういう人にはもう懇切丁寧に教えますよ。今まで出てきたすべての方法を使って場所を伝授し二度と赤平を忘れられないように脳に刻み込もうと努力します。
次に
「話の中で地名が出てきて、なんとなく情報を知っておかないと相手の話を広げるのが難しいから聞いている場合」
がありますね。
こういうのは大体の場所が分かればいいので「札幌と旭川の間くらいです~」で十分です。すると大体「結構近いんですね~」とか「来るの大変じゃないですか?」とか「雪多いんじゃないですか?」とかって続きます。会話を広げましょう。
最後に
「赤平とかwww田舎すぎて知らねぇwwwwどこそこwwwwww」
という知らない田舎をdisりたいパターン。
ぐぐれ。
以上!
他にも的確な赤平説明方法があれば教えてください~!
カニでしたv