Halloーーーーっ!!
ドイツに行って帰ってきて北海道が寒くなって行ってきた頃のドイツと同じくらいになってまいりました!!皆様お元気でしょうか。先日の地震は大丈夫だったでしょうか。
(地震対策も色々思うところがあったのですが、また別の機会に)
ということで、前回ズリ山登山をして疲労困憊
【2日目前半】カニのドイツ旅行記~恐怖の高所の連続(炭鉱巡り)~ - Ka2 Design
ではございますが、続きでございます!
▼ちなみになぜドイツに行ったかというと▼
カニ、ドイツへ行くよ!グリュックアウフ! - Ka2 Design
オルガパークをチラ見
カフェで一休みしてから訪れたのはこちら、オルガパークです。
名前の通り公園になっていて散歩したりサイクリングしたりする人が見られるのどかな公園です。
もう記憶がおぼろげでコイツが何だったのか正確に思い出せないのが悔しいんですが…こちらのサイト
を見るに、コークス工場だった……感じです。たぶん。あれっ製鉄所だっけな?
その工場跡の端だけを残してモニュメントにし、スケール感を感じられるようになっていました。こういう「どこを残してどこを壊すか」を厳選しているのがドイツだな~って感じしましたね。
しかし気になったのが(ドイツ中がそうなんですが)、隙間があればストリートアート…というか落書きです。
ついでに
こいつは閉鎖された柵の向こうだったので近づいてみることはできなかったんですが、遊具だったもの?が放置ingされていたりして、ちょっと廃墟好きの心をくすぐられました。
しかし暇さえあればドイツの若者は落書きしてるんじゃないだろうか…
落書きを見るたびに「あれっ、ここ治安は大丈夫なのかしら!?」とビビっていた私ですが、そのうち慣れました。なんせそこら中にあるので。
ということで、オルガパークはチラっと見て次へ移動です
また高いところに登るよ!ガソメーター
前回の記事でも書きましたが、わたくし高所恐怖症です。
しかしなんとガイド理事長、テトラエーダーに引き続きこのガスタンクも登るっていうんです。マジか……と思いましたが、これならエレベーターだし、安全に見晴らしの良い場所に行けそうなのでなんとかなるかもしれない!と思いいざ挑戦。
ちなみに「ガソメーター」とは要はガスタンクです。炭鉱とのつながりは…えーと……あぁ聞くたびにメモしておけば良かった…!!
おぼろげな記憶とこちらのサイトを参考にすると、製鉄所で出るガスをコークス工場で使うために貯めておくためのタンクだったみたいです。
現在はものすごーーーく大きな美術館…というかギャラリーになっていて、世界的に有名なアーティストなどが長い期間を使って展示を行っています。私たちが行った時は山に関する展示でした。
このフロアからエレベーターに乗って頂上へ行きます。
高いです。うぅ。
旧GHH社屋をガソメーターの上から(。-人-。) pic.twitter.com/k5XrdS0u48
— vかにv@赤平市 (@ka2_design) August 23, 2018
赤平の立坑を作った会社、GHH(ゲーハーハー)の元社屋を教えて貰ったので撮っておきました。けどそれどころじゃなく怖いです。風も強いです。なぜドイツ人は産業遺産と言えば高いところに登らせようとするのか。
▲ガソメーターを降りる所。。。(手振れ注意)
こうしてガクブルしながら景色を眺め、無事に地上へ戻りました。アート好きで高いところ好きな方はアクセスも良いのでぜひ行ってみてください。あぁ怖かった。
大興奮!!!!高いの怖いのを忘れる素敵さの製鉄所跡
次に訪れたのがこちら
ラントシャフトシュパーク・デュイスブルク=ノルド!!!
場所はだいたいこちら。
実は私ドイツに行ったら「入れる廃墟」で有名なフェルクリンゲンの製鉄所に行きたくて、なんならハッティンゲンの製鉄所も行きたかったんですが(炭鉱じゃねーじゃん!)残念ながら時間がなくて叶いませんでした。
しかし!!!!!!
そんな私でももうここに住んでもいい…と思うほど大満足だったのがこのラントシャフトシュパーク!!!!
ていうかついさっきまで「らんどしゃふとぱーく」だと思ってたら違った…。カタカナ難しい。
この公園のすごいところは、製鉄所の跡を丸ごと「使っている」ところです…!!
みてくださいよこれ!!!!!
入れるんです!!!!無料で!!!!!!!!!!
安全面は自己責任!!!!!!
こういうところ大好きです。ドイツすごいよ。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」と言いながら写真を撮るアジア女子の私はさぞかし不審だったと思います。
しかし問題は、やっぱりこれも登るんです。怖い。でも登るほどどんどん違う景色が見えてきてさらに興奮します。でも怖い。
高くて怖くて死にそうですが、めっちゃテンション上がったポイントがここ、シーブ(滑車)があるところです!!!!!
炭鉱好き・立坑やぐら好きなら必ず萌える、それがシーブ…!!!どうして製鉄所のてっぺんにコレがついているのかと言いますと
超分かりづらい写真なんですが、スキップというカゴみたいなものを巻き上げて上から燃料(コークス)を投入してたからなんですね~!!はぁ…かっこいい……。
ちなみになぜかてっぺん付近にはいくつか鍵がかかってました。なんかそういえば「恋人の聖地~」とかではよくこうやってカップルで鍵かけるようなところがありますが、そんなノリでしょうか。こんなとこに鍵かけるために来なくても……。
しかし鍵以上にちょっと頭がおかしい光景があったのですが…
えっ、人登ってない!?
なんか登ってない!?!?!?!?
私のような人間(高所恐怖症)にはまったく理解できないのですが、高いところには登りたい人がいるようです…。ちなみにこの謎は後ほど地上に降りてから判明します。
ヤバいしか出てこない(語彙力) (at @Landschaftspark Duisburg-Nord in Duisburg, Nordrhein-Westfalen) https://t.co/HgRVvM5KhX pic.twitter.com/CIkA744LXE
— vかにv@赤平市 (@ka2_design) August 23, 2018
こんな感じでビビりながらも登ってまた地上に戻り、公園内をぐるっと回ります。
確かここで学んだんですが、世の中には「インダストリアルネイチャー」という言葉があるそうです。カタカナで書くと微妙にダサいですが、日本語にすると「産業的自然」。人工物(産業遺産)によって元の様子から変わった自然が人工物と同化・回帰していく様子…みたいなニュアンスだったと思うんですが、常々わたしが
「鉄骨とコンクリート(人工物)と植物のコラボが好き!!!」
と言っていたのをなんかかっこよく言い換えられるようになったのでめっちゃ嬉しいです。ドイツではメジャーな考え方のようで、この公園でもすごくその雰囲気を感じます。もう本当に好き。
で、回っていきますと…こんなところが。
分かりづらいんですけど、ボルダリング?クライミング?のための施設みたいになってます!!!!
先ほどめっちゃ高いところを登っていた方々もこの延長だったのでしょう。どうやらここは、こういうスポーツをする方々によって活用されているようで、日本では思いもしない使い方だな…と驚きました。
もう一つ、この公園内の製鉄所跡で面白い使われ方してるな~と思ったのがコレですかね。なんと劇場になっているそうです。雰囲気ありすぎる。素敵。
ということでたっぷり歩き回り、へとへとになりましたのでここで晩ご飯となりました。ビアガーデンも公園内にはあったのですが、昨晩もビアガーテンだったので公園内のレストランのテラス席で食べることにしました。
他の二人は「ズッペ」。ドイツ語でスープだそうです。なんか響きが面白かったので覚えちゃいました。ズッペ。で、私はシチューです。同じお値段だったのにボリュームがすごい。やってしまった。
ちなみにドイツでは10€を超えるとボリューム危険信号だそうです。基本的に盛りがすごいので、一人で10€以上の物を頼むと食べきれない可能性があります。金額で予想するボリューム。しかしこの情報はその後めちゃくちゃ役立ちました。
また面白かったのが、このビールグラスの線。なんと泡がこれより多かったら返品交換OKなんだとか!!さすがビールの国です。
ということでまたおなか一杯食べて、疲れてくたくたで交通機関で寝そうになりながらなんとかホテルへ帰還しました。
その夜
スマホの言ってることだから正確ではないと思うけど……さすがに疲れたよ(´Д`|||)
— vかにv@赤平市 (@ka2_design) August 23, 2018
機内で使う予定だった着圧ソックスがここで役に立つとは笑
おやすみなさーい。。。 pic.twitter.com/azSnZL9Uw4
めちゃくちゃ歩いたな~~!!!笑
こうして登ったり降りたりの炭鉱巡り1日目が終了しました。こう思い返すと結構忘れて行っています…早く書かないとドイツのことどんどん忘れて行ってしまう予感なので、暇を見つけてはちょこちょこ書きます!
次回は
3本の時代違いの立坑が見れるという奇跡の地、エバルト炭鉱!!!!!#zeche #ewald #coalmine #industrialheritage #germany #炭鉱 #産業遺産 #ドイツ #今日の立坑 #インスタ pic.twitter.com/QH23kZWPCP
— vかにv@赤平市 (@ka2_design) August 24, 2018
立坑をたくさん見て、また立坑に登って(また高いところだよ!!!)、個人的にものすごーーーーい素敵だと思った州立の博物館へ行ったりします。
お楽しみに!
カニでしたv
▼次回▼