こんにちは!旧産炭地に移住してフリーランスでデザイナーをやってるカニです。
フリーではあるけれど、まだまだ一人じゃご飯を食べていかれない……ということで、フリーターのような生活をしているわけですが
縁あって今は炭鉱に関係するNPOでバイトもさせてもらってるのですが
その関係でご案内いただいた演劇を今夜は見に行って参りました!
シアターZOO初体験だった舞台の名前は「ガタタン」。
あれですね、隣町の名物グルメ。
てっきりまたコメディタッチの愉快なモノか、はたまた「地底の葬列」に影響された暗くて悲しい物語か……
……と思っていたら…!!!!!
後半ほぼ泣いてました!!!(´;ω;`)
悲しくて泣いてるんでなく!!!
なんて言うんだろ、気持ちが!!!!色んな人の色んな気持ちが!!!!刺さって!!!
鼻水で溺れ死ぬかと思ったわ!!!!!!
お話の内容としては、閉山して寂しくなったとある町の現代のお話。
……閉山が平成5年と言ってたので三井芦別?と思ったけど1年違ったので架空の炭鉱でしょうか。
その寂しくなった町に残る若者たちを巡る、「家族」の絆の物語なのですが
(ストーリーは割愛)
とりあえず
登場人物の喋る言葉に「はっ!!」ってなりました。超ナチュラルな北海道弁。
そうそう!赤平引っ越してきた時に感じた、あの感じ!!!!
って、思ったの!!!!!
そんで、登場人物のそれぞれの持つ地元への思いとか
「この町にはなんもない」
って言葉とか
小学生の頃からの付き合いで気心知れてる感じとか
リアルすぎて。
はっっっっっ(゜ロ゜)
ってなりました。
どうやって取材したらこんな雰囲気読み取れるの……?(´;ω;`)
そしてキーパーソンになる、とあるお兄ちゃん。
見た目も言動もまるでヤクザモンみたいだけど、人情に厚くて優しくてイマドキの若者には「ウザイ」と思われるほど熱い人。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ炭鉱町。
いるのよ(´;ω;`)
かつて炭鉱町では「一山一家」と言われて、1つの炭鉱で働く仲間はみんな家族みたいなもんって考えがあったんです。
隣近所みんなで助け合って、子育てのことも、仕事のことも、喜怒哀楽をみんなで共有して、それはもう血が繋がってなくてもみんな親戚みたいなもんだったそうです。
その兄ちゃんは、それを普通に行動に移してる人で、家族って「こういうこと」だよなぁ…と思いました。
そんで、そんな町に生まれなかった自分には羨ましくもあり、憧れるような絆で
自分もそういう人間になれたらなぁとも思いました。
炭鉱が無くなっても、その町にはその絆は残ってるんだなぁって改めて思わせてくれた本当に良い舞台でした。
というか、札幌公演しかないのもったいないよ!!!!空知の人にも見せたいよ!!!!
と思いましたけど
「内側の人」にはもしかして普通のこととして、つまらないものに映ってしまうんでしょうか。それが普通だから?
分かりませんが。。。
ちなみに、よく演劇を見るという知人は
演劇にしては2時間って長い方なんだよ!
と
この小さな舞台にしては、セットがすごくきちんと作られてる!
と言ってました。
長丁場を演じられた役者さん
(しかも土日は2回公演)
大変だっただろうなぁ………
しかし本当にいいものを見せて頂きました(о´∀`о)
そんで炭鉱をモチーフにしてくれるっていうのが本当に嬉しかったです。
また機会があったら見たいなぁ!!
忘れないうちに、感動したという旨のメモでした(о´∀`о)
今日はたくさん涙流せてストレスも解消できたし(!?)いい日だったー!!!