カニのあかびらいふ

北海道赤平市で町おこしなどをしながらフリーデザイナーとなってしまったおバカなカニのお話。

人に好かれない人生

ネガティブ人見知り女


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人に嫌われる人生は地獄だけど

意図せず人に好かれるのもそれはそれで辛い人生だと思ってます。

 

 

ご存じの通り(?)私は子どもの頃友達がいませんでした。

しかし私自身はそんなに気にしてなくて、むしろ何のために友達が必要なのかも良く分かってませんでした。

 

年をとるにつれて、学校生活で友達が居ないと不便を感じるようになって初めて友達がほしいと実感しました。

でもそれはクラスでグループを作れ、とか、修学旅行で数人で回る、とか、体育で二人一組、とかそういうので困るからであって

休み時間に遊びたいとか、放課後に遊びたいとか、そういう気持ちはありませんでした。

この人に会いたい、この人と一緒に居たいと思う「友達」は小学校時代を振り返っても一人か二人でした。

 

そんなもんで、私は一人で登下校するのも好きだったし、一人で休み時間に図書館で本を読むのも好きだったんです。

 

しかし、毎年or2年に一度ぐらい、それを脅かされるタイミングがやってきます。

それは、なぜかそんな私と友達になりたいと思ってくる子がいることです。

 

大変失礼な話なのですけれど、私は友達が必要じゃありませんので、友達になろうと言われても困るんです。

しかしコミュ力ほぼゼロの私なので、そんな事言われたら「うん」としか言えません。

 

ちなみにクラスで一人浮いてる根暗女子と友達になりたい子なんて当然変わった子か友達がなかなか出来ない子です。

そうなるともちろん私もその子が苦手なわけです。

 

それなのにその子は毎朝私を家に迎えに来て、一緒に学校に行こうと言います。

休み時間には一緒にトランプやろうと言います。

放課後には公園に行こうと言います。

 

正直辛いです。

 

しかし友達も作らない、遊びにも行かない私を心配していた親は当然

「オトモダチと遊びなさい」

と言うわけです。

 

渋々遊びに行くけれど、私はオトモダチと遊ぶくらいなら家で本の続きを読みたいんですよ。

 

しかし何度も誘いを断り続けると、オトモダチもそのうち諦めてくれます。

そうすると私はほっとして、また平穏な日常に戻ることができました。

 

一方で、「普通の子」や「カースト上位の子」から好かれるとそれはもう大変です。

NOなんて絶対に言えないし、私の一人の時間はどんどん奪われていきます。その子は取り巻きを増やしたいだけだったとしても、こちらとしてはものすごいプレッシャーで、どうしたらその期待に応えられるかと考えなければなりません。

期待に応えられないと敵が増えること間違いないわけですから。

 

 

そんな幼少期を過ごした私は、大人になってもあまり変わっていません。

人に嫌われると生きにくいのでそれは避けていきたいのですが、オトモダチになろうと言われると私には重荷に思ってしまう節があるんです。

 

嫌われず、好かれ過ぎず、存在感が薄いけどなんとなくいい感じの人、それぐらいが丁度良いです。

そんな中でも会いたい人には会いに行くし、行きたい所には行くし、好きな人は好きですし、信頼できる人は信頼するし、友達は友達です。

ただ、そこに至るまで平均して数年はかかるのでそこまで縁が繋がっていれば、きっと自然に良い人間関係になれます。

 

未だに親は心配してるかもしれないので申し訳ないのですが、昔と違って大人になってからは八方美人を覚えたので割とニコニコとちゃんとやっていけてます。

 

ただ、やっぱり人に踏み込んで行くのも踏み込まれるのも苦手かな。

最近てんやわんやしてるので、ふとそんなことを思いました。

 

あんまり好かれ過ぎず、サラッとしてたいなぁ。