カニのあかびらいふ

北海道赤平市で町おこしなどをしながらフリーデザイナーとなってしまったおバカなカニのお話。

復活!朝日町商店街2019に行ってきました

士別市朝日町にある商店街のお祭り

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こんにちはー!

炭鉱が好きで赤平に移住しちゃったカニですv

突然ブログタイトル変わってごめんなさい笑

 

先日「復活!朝日町商店街」というお祭りに行ってきたので今日は珍しくまちおこしっぽいブログを書こうと思います。

 

……ってよく考えたら…

わたしもう「地域おこし協力隊」じゃないんだけど「まちおこし」について考えたところで何にもならなくない!?!?

 

というツッコミは置いておきましょう。笑

 

目次

 

セルフ視察が趣味なんです…

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 ちょっと話が横道にそれちゃいますが…

 

私は地域おこし協力隊になる前から実は

セルフ視察が趣味でした。笑

 

何かというと、姉が子育てを始める前はよく一緒にイベントやお店に出かけてセルフ視察をしていたんです。

そこで一通り楽しんだ後は、カフェやら車で二人でそのイベントの何が面白いと思ったか、どうして面白いのか、何が良い点なのか、残念だったとしたらなぜそう思ったのかを話し合っていました。

それを持って「自分たちがもしやるならこうやりたい」みたいな妄想をするのが趣味なんです。(変な人)

 

それぞれ自分の持っている情報でモノを見てその見解を共有することができたのでインプットは倍!!効率的!!!

という楽しさがあったのですが、残念ながら姉が子育て中のためセルフ視察は今一人でやっています。笑

 

…え、そのインプットを活かす場?

ありませんでしたけど何か?????
(本当にただの趣味…)

 

朝日町とお祭りとポスター

 さて、今回うかがった朝日町というエリアは旭川からさらに北、道北にある士別町の中のひとつのまちです。昔は独立したまちでしたが、合併で士別市と一緒になったようですが未だに「うちは朝日町!!」っていうアイデンティティをバンバン感じるところがまずキュンときました。(?)

 

今回うかがった目的は

復活!朝日町商店街2019

に行くためです。

 

士別市は結構人口がいますが、朝日町は千数百人?とかっていう小さなまちなのですが、そこでそんなイベントがあるなんて…!!

士別市は羊のまちですが、朝日町はジャンプのまちで遠くからでもスキーのジャンプ台が見えるのですが、周囲を山に囲まれて畑が広がっている風景はちょっと赤平の住吉にも似た雰囲気を感じて好きです。(でももうちょっと解放感のある空気がある気がする)

 

ちなみに出会ったきっかけはライターをさせてもらって取材で訪れた際に、「実はデザイナーやってるんです~」という話を編集部の方が振ってくれて、それなら試しに!ということでお仕事をいただくに至りました。

 

そうしてできたのがコチラ

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その他の製作物はコチラから。

 

図々しく刷り上がりを2枚も貰ってきちゃいました。

ブログで仕事の話書くの初めてじゃないか…。笑

 

それまでのデザインが緑色をベースにしていたのでそれはそのままに、「昭和の賑わいが甦る!」だったので昭和をイメージしています。伝われ。

 

「商店街の空き店舗を活用」に敏感

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私は赤平で地域おこし協力隊をやっていた時、仕事の内容が「商店街の活性化」でした。そのためやったらめったら商店街に興味を持つようになってしまいまして…。

いやぁ…悩んだなぁ……。

 

で、そんな協力隊を終えてから出会ったこのお祭りではなんと

「商店街の空き店舗が1日限り『何かしらのお店』でオープンする」

というのです!!

素敵っ!!やりたいっ!!!

(写真は朝日町の空き店舗でこの日だけ美容室?ヘアメイク?のお店がオープンしてました)

協力隊だった時はなんせデザイナーからの転職で何も分からなかったので色んな本を読みましたが、例えばこの本。 

 

 

いくつか事例と共に商店街の活性化(どうして上手く行ってないのかも含めて)の話が載っている本なのですが、この中でも触れられているように、まず商店街って「商売をする場所」なんですよね。

空き店舗をコミュニティスペースにしちゃだめなんですよ。商売しないと。そして買い物する人が来ないと。お金が儲かってやっと商店街もまちも賑やかになるんです。

それが「活性化」ってなるとなぜか金儲けと切り離してしまうことって非常に多いんですが、原因の一つはおそらく行政がかむからでしょう。行政って基本「お金儲けアレルギー」ですからね…。

 

それが!!!

 

このイベントはちゃんと空き店舗を開けて、商売してるんです。

すごい~~~~!!!!

 

「外のお客さん」と「内のお客さん」

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もう一つ、センスしか感じなかったのが

「まちの外のオシャレ出店(キッチンカー)」

が来ていたところです。

 

まちのお祭りってなるとなぜか「まちのお店が儲からないといけない!」という配慮でまちの外の業者が入れなかったりします。

結果としてお祭りに行ってみたら普段見るお店と普段見るメニュー。これなら会場で食べないでお店で食べたいけど今日はお店休みだし…まぁ会場で食べるか~……。

みたいになっちゃうんですよね。

 

もちろんまちの外から来るお客さんにとっては地元のお店が地元の特産品を売ってたら絶対食べたいので、まちの中のお店も必要です。

でも普段からそのまちで過ごしている人からすると毎年変わらないメニューと毎年変わらないお店だとどうしても飽きます。

いや、そのお店が嫌いだと言ってるんじゃないんです。

仕方ないんです。マンネリです。

 

今回私が朝日町で見たのはオシャレなハンバーガーだったりメロンパンなんかもありました。雑貨の販売コーナーには様々なクラフト作家さんが来ていました。これはまちの人たちも嬉しいし楽しい!!

 

お祭りの目的ってなんでしょうか。

商店街の活性化の目的はお店がお金を稼ぐことですが、お祭りの目的は「人が楽しむこと」かもしれません。

やっぱりこのまちが好きでこのまちに居る人たちが「あ~楽しかった♪」って言ってほしいですよね。そうなるとこの「外のお客さん」と「内のお客さん」のことを考えたバランスをとるって大事だと思うんです。

 

もちろんまちの内部の出店者からすると「俺らの売り上げ減らす気か」って思われるのは必須なので、どうやって納得してもらうかとか、誰が説得できるかっていうのはとても大事なポイントで、そういうことができる人がいるっていうのが実現の可能・不可能を分けますね。

 

なんにせよ重要なのは「やる人がいる」こと

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お祭りもイベントも、最初は何かきっかけがあって始まったはずです。

それが長い時間が経つうちに

「誰が」「なんのために」

やりたいのか分からなくなってしまっていることがよくあるのを目にします。

「昔からやってるから」「去年成功したから」「〇〇さん(偉い人)がやってほしいって言ってるから」

そんな理由で誰かが渋々やっては、儲けが出るわけでもなく何かの宣伝になるわけでもなく、ごく一部の人たちの満足のためだけにズルズル続いているものも世の中にはたくさんあるでしょう。

 

「やってほしい」という人は多々いても「やりたい」という人がいないとイベントはできません。

 

今回朝日町に来て、このお祭りを見て、このイベントは少なくともやりたい人がグイグイ進めていて、しかもセンスがあって、道道を通行止めにできる力があって(!?)、なんかいいなー!!って感じました。

以前取材で行った時も「なんかこのまち好きだな~」って思ってたんですが、やっぱり私はこのまち好きでした。

 

ということで褒め続けてましたけど、一応残念なポイントもあげておこうと思います。

強いて言うなら

札幌から遠いこと

ですかね。笑

 

いや、赤平からは1時間半で着くので全然遠くないですし、個人的に

「私の好きなまちには変に人がたくさん来てほしくない(知る人ぞ知る感ほしい)」

と独り占め願望があるのでむしろ私にとってはプラスなんですけど。

 

 

ちなみにスケジュール詰まっている合間に行ったので、ラム串が食べたかったのにめっちゃ並んでて買えず。

美味しいメロンパン買おうと思ったら売り切れで買えず。

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ゲットしたのはコーヒーとメロンクレープ。

女子大生かっ。

 

……美味しかったです笑