こんにちは!昔から友達は少ないけど、相変わらず友達の少ないフリーデザイナーのカニですv
その場では楽しそうにやり過ごせるけど、「人付き合い」をしようと思うととたんに苦手意識がでてきてうまくやれません。どうしたもんか。
そんなことはさておき、私の周りには本を読む人がたくさんいます。ビジネス書をはじめ、賞をとった本や話題の本など……とにかく読んでいる人で月に何冊も読んでいます。
また、私の尊敬する人も本をたくさん読む人が多いです。知識量が豊富で、何の話をしていても「それってさー!」って乗ることができる人ってスゴイなぁ…といつも思っています。
すごいなぁー!
…で終わらせちゃだめだ!自分もそうなるために本を読まなければ!!
と思って本を買ってみたり借りてみたりするのですが…全然続きません。借りたら返さなきゃならないので、頑張って読みます。でも結構読むのが辛いです。
心の中で「早く終われ…」「結論だけ教えてくれ…」と思いながら読んでいます。
だからと言って途中で読むのをやめるとモヤモヤするので、何が何でも最後まで読みます。だけどしばらくしたら、その時に読んだ内容なんてほとんど覚えておらず、ただただ「無駄な時間」となってしまっている気がしています。
そうして「時間を無駄にしている」と思うとまた本に手が伸びずに離れていってしまう…という状況です。
しかし実は私、本が昔は大好きでした。
いえ、大好きだったかどうかは分かりませんが
信じられないくらい本を読んでいました。
というか、本しか友達がいなかったんです。
そんなんだった自分がどうして今はこんなに本を読むのが大変になってしまったんだろうか。本当は私も本を読みたいと思っているのに、なんで読めないんだろうか。
そんなことを思ったので、セルフトークがてら「本と私の関係」について思い起こし&書き起こしてみようと思います。
このシリーズが終わる頃には、自分がまた楽しく本を手に取れるように。。。
幼稚園の思い出は本ばかり
どうしてそうなったのかは分かりませんが、私が覚えている最年少の記憶はたぶん幼稚園の頃です。年中さんで入園したのでたぶん4歳(早生まれなので)。
で、そのころにははっきりと
「おともだちと遊ぶのが嫌い」
でした。
恐ろしい4歳…!!すでにコミュ障……!!
人と接するのが嫌いすぎて、幼稚園ではいつも本ばかり読んでいた記憶があります。
幼稚園はクラスに置いてある本棚はあまり大きくなく、種類もたくさんありませんでした。全然何を読んでいたのか記憶にありませんが、なんだかすごく薄い絵本がたくさんあったような気がします。
(たぶん月刊誌の絵本なのかな?)
で、私の家では幼稚園なんか比較にならないくらいの量の絵本がありました(親が保育士だったので)。
「ぐりとぐら」はもちろん「からすのパン屋さん」や「はらぺこあおむし」なんかの名作絵本は大好きでした。
他にも「絵本版シートン動物記」シリーズは私に大きな影響を与えた本のひとつです
(ややトラウマにもなりましたけど)
絵本版シートン動物記 2ー1 ぎざみみぼうや (チャイルド絵本館 シートン動物記 2-1)
- 作者: シートン,たかはしきよし,小林清之介
- 出版社/メーカー: チャイルド本社
- 発売日: 2000
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
あぁ懐かしい…!!ぎざみみぼうや…!!!
そしてこの絵本シリーズ、このハードカバー感が絵を描く下敷きにもなるし、シリーズなので同じ規格の物がたくさん揃っているのでぬいぐるみで遊ぶ時には壁にもなるし、ものすごい汎用性の高い絵本だったんですよ…!!
同じ規格の本で「こども伝記ものがたり」シリーズもあって(うちにあったシリーズはAmazonに無いようだ…)、それも読みつくしました。
しかしそんな中でもあの頃読んでいた本でかなり印象に残っていると言えばこれでしょうか。
この本はすごく「きれい」で、ストーリーはおぼろげにしか覚えていませんが優しい世界観と幻想的な雰囲気に惹かれた記憶があります。数ある絵本の中から、幼稚園を卒園してからも何度も読み返した本のひとつです。
そんな楽しい絵本ライフを送っていた私でしたが、現実世界(!?)は全然楽しいものではありませんでした。
幼稚園には「おゆうぎしつ」というものがあり、そこには屋内遊具がたくさんありました。その中にある大きなブロックでは遊びたいといつも思っていましたが、そこにはいつもたくさんの子がいて、そのブロックで好きな物を作りたい(他の子と遊びたいわけじゃない)だけの私は自分のブロックを確保できないと踏んで一度もあのやわらかいブロックで遊ぶことができませんでした。
他にも鉄棒やうんてい、ジャングルジムは好きでした。でも誰かと遊びたいわけじゃありません。
たまに先生が気を使って「花いちもんめ」などに誘ってくれたりしました。その時は素直に応じていましたが別に楽しかったとは思っていません。
そして最大の恐ろしいイベントは時折クラス全員で強制参加で行われる遊びたちです。折り紙だの粘土だのお絵かきだのは全然かまわないのですが、これが本当に嫌いで恐怖以外の何物でもありませんでした。
体調が悪い子はこれに参加しない権利が与えられていて、毎回それを羨ましく思っていました。
中でも「椅子取りゲーム」や「フルーツバスケット」なんかに参加させられた日にはもう必死です。みんなが座っている輪の中で、「負けた」一人が立たされるなんて拷問みたいなもんです。晒し者もいいとこです。なので本当に必死にやっていたのですが、当然たまに「負けて」しまうこともあって、一度それであまりに怖くて悔しくて恥ずかしくて輪の中心で大泣きしたことがあります。
幼稚園を楽しいと思ったことはありませんでしたが、家に帰れば姉と妹とたくさん遊んでいましたし、同年代の幼馴染が2~3人いたので、彼らともよく遊んでいました。
なので「人と遊びたくない」というよりも良く知らない人と遊びたくない、遊びたい内容が違う、という感じだったのかな~と思っています。
(誰も遊ぶ相手がいない時は家でもやっぱり本を読んでいましたけど)
幼稚園でよく知らない子とやりたくない遊びをするくらいなら、本を読んでいた方がよっぽど楽しい。
それが私の本ライフのスタートだったのではないかと思います。
それでは次回、度を越した人見知りで本に逃げた少女カニが小学校でどうなるか!を書きます。暇だったら。
(シリーズとか書いておいて1で終わったらごめんなさい笑)
ではでは~。
その2へ続く